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略縁起

摩耶山天上寺は、大化二年(646)、インドの高僧・法道仙人が開創された由緒ある名刹です。

当寺のご本尊は、お釈迦さまが42歳の厄年にみずから感得された秘仏の十一面観音(水の守り仏で、厄除開運・海上安全等の守り本尊・女人の本地仏)で、また摩耶夫人堂にはお釈迦さまのお母さまの摩耶夫人尊が祀られ、特に安産腹帯・子宝・子育ての守護仏として知られています。

祈祷殿である「金堂」には、秘仏十一面観音の御前立として愛染明王がお祀りされており、女人霊場に相応しく、良縁を結ばしめ、またお産の苦を除き、その子に円満を授けるという強い信仰が根付いています。

また、日本で最初に安産腹帯をお授けしたお寺として知られています。

御詠歌: この寺に おはすみほとけ とこしへに
            大師のえにし まことたふとき
宗派: 高野山真言宗
開山: 法道仙人
創建: 大化二年(646)
中興: 弘法大師 大同八年(806)
公式HP: http://www.mayasan-tenjoji.jp/
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年中行事
 1月1日
 〜 1月3日
初詣(修正会)
(はつもうで)
新年の開運・招福のご祈祷を行います。
 1月17日 初観音会
(はつかんのんえ)
観音菩薩の縁日です。
新年最初の縁日は「初観音」と呼ばれています。
 2月3日 星祭り
(ほしまつり)
星祭りのご本尊金輪仏頂尊前で、厄除けのご祈祷をします
 3月
 春分の日
摩耶詣
(まやもうで)
山の安全と世界の平和を願って、江戸時代から行われており、季語にもなっています。
 3月 彼岸 彼岸会(施餓鬼修行)
(ひがんえ)
ご先祖さまの霊・新仏・無縁仏の冥福を祈り、供養します。
 3月21日 正御影供
(しょうみえいく)
一山の僧侶が集まり、弘法大師さまの恩徳に報いると共に、皆さまの幸せを願って読経します。
 4月8日 花祭り(釈尊誕生会)
(はなまつり)
お釈迦さまの誕生した日を記念して祝う花祭り。
釈尊の三大法会の一つです。
 5月8日 仏母会(花会式)
(ぶつぼえ・はなえしき)
摩耶夫人を讃歎する法会。日本一ともいわれる大きな甘茶仏に甘茶をそそぎ、生命と知恵の功徳をいただき、子供の健全な発育を祈ります。
 5月15日 仏母忌(花供養) 
(ぶつぼき・はなくよう)
お釈迦さまを生んで昇天された摩耶夫人の遺徳を追慕し、各人の亡母への感謝を表します。
 6月15日 青葉祭り
(あおばまつり)
弘法大師さまの誕生した日をお祝いする法会です。
 7月初旬 沙羅の花まつり
(さらのはなまつり)
関西花の寺25ヵ所のひとつである当寺は、この時期に沙羅の花がみごとに咲き誇ります。
 8月7日 七夕まつり
(たなばたまつり)
摩耶山上の各施設に設置する願いの短冊を吊した笹が集められて総祈願されます。
 8月8日
 〜8月9日
四万六千日大祭(万灯会)
(しまんろくせんにちたいさい・まんとうえ)
この日にお詣りすると、4万6千日毎日お詣りしたのと同じ功徳があるといわれています。
 8月12日
 〜8月15日
孟蘭盆会
(うらぼんえ)
ご先祖さまの霊・新仏・無縁仏の冥福を祈り、供養します。
 8月21日 夏弘法
(なつこうぼう)
中興の祖・弘法大師に供物・灯明を供える法会です。
 9月 彼岸 彼岸会(施餓鬼修行)
(ひがんえ)
ご先祖さまの霊・新仏・無縁仏の冥福を祈り、供養します。
 10月17日 納骨堂施餓鬼会
(のうこつどうせがきえ)
ご先祖さまの霊・新仏・無縁仏の冥福を祈り、納骨堂にて総回向を行います。
 10月18日 開山法道仙人忌
(かいざんほどうせんにんき)
摩耶山の開山・法道仙人の供養が行われます。
 11月中旬 七五三まいり
(しちごさん)
7歳、5歳、3歳の節目に、お子様の健やかな成長を祈ります。
 12月31日 除夜心経会
(じょやしんぎょうえ)
1年間の厄や煩悩を落とすために般若心経を唱えて祈願します。


摩耶山天上寺の主なみどころ

摩耶夫人

摩耶夫人はお釈迦様の生母であり、仏教の聖母とされています。

大同六年(806)、弘法大師が唐に渡ったとき、女人守護の仏として崇拝されていた梁の武帝作の摩耶夫人尊を持ち帰り、当寺にお祀りされました。



よって当寺の正式寺名を


仏足石

「仏足石」はお釈迦様(仏陀)の足の裏の形を石に彫ったものです。

お釈迦様がそこに立っている標幟とされて、これを礼拝すれば生身のお釈迦様を拝むのに等しいといわれています。

この「仏足石」は元治元年(1864)の作とされ、形の良さで全国の仏足石の中で屈指の名品の一つとして有名です。


産湯の井

昔からこの井戸の清水は子の安産と息災に大きなご利益があると信じられています。

霊峰摩耶の地下をくぐって湧き出る水を神聖なものとし、近郷の里人は出産の折、わざわざ摩耶山まで登り、この清水を竹筒に入れて持って産湯に用いたといわれます。

また、大日如来をあらわす梵字が彫られた鎌倉時代の聖石を、井戸の底におしずめしています。

今も冷たい清水が湧き出ています。


眺望絶景

淡路島・明石大橋が一望。 秋の夕陽は特に抜群です。
 

四万六千日大祭 (万灯会)


一年中で観音さまのご利益を最も多くいただける日として知られています。

この日にお参りすると、一日で四万六千日お参りしたのと等しい功徳とご利益があるといわれています。

8月8日と9日のさかいの時刻、すなわち9日午前0時には、ご本尊の観音さまに向けて天から除災招福の星がくだると言い伝えられています。


昔から神戸の一大夜祭りであります。

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INFORMATION

参拝時間 9:00 〜 17:00
お休み 年中無休
参拝料金 拝観料は志納です。

交通アクセス


阪神・阪急・JR三宮駅から市バス(18系統)に乗り、摩耶ケーブル下で下車(約15分)、ケーブル、ロープウェーに乗り継ぎ山上駅(星の駅)で下車、徒歩約10分。


六甲山牧場を目標にし、牧場の中を南へ約7分。

阪神高速3号線を利用の場合は、東から魚埼、西からは摩耶インターで下り、東明交差点を北へ曲がり、4kmで表六甲ドライブウェイ、丁字ヶ辻を左折して六甲山牧場を左折すると天上寺前の市営駐車場がある。

駐車場: 乗用車 × 40台(1日500円)
 
アクセスマップ(地図)
 

お問い合わせ

『摩耶山天上寺』
〒 657-0105 神戸市灘区摩耶山町2-12

 TEL  FAX
 


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